『悪質商法被害救済の実務』
『悪質商法被害救済の実務』(平成21年2月)
個人名で出版したのは、この本が初めてです。
事業者と消費者との力関係や能力格差を原因とする悪質商法トラブルは、資本主義社会が産み出す構造的被害であり、どんなに消費者保護の基盤が整備されても、尽きることのない問題ではないでしょうか。
本書は、総論で消費者問題の歴史や消費者被害が生まれる社会的構造にも言及し、悪質商法被害を法的に救済することの重要性を再確認し、各論では、著者らが取り扱った複数の案件を題材に、複雑な消費者法を分かりやすく紐解きながら論点整理を進めた1冊です。
小楠展央さん、宮内豊文さん、山田茂樹さんとの共著。